遺産整理のタイミングは?

query_builder 2025/10/13
豆知識
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遺産整理は、亡くなった方の財産や権利義務を整理し、相続人に引き継ぐ大切な手続きです。
しかし、いつから取りかかるべきか、タイミングに迷う人も少なくありません。
そこでこの記事では、遺産整理のタイミングについて解説します。


▼遺産整理のタイミング
■葬儀後
葬儀が終わると、すぐに死亡届の提出や火葬許可証の取得など、役所に関わる手続きを行う必要があります。
そのため葬儀直後から遺産整理に着手するケースもありますが、一般的に故人を見送る行事を優先することが多いです。
■社会保険や役所などの手続き後
遺族年金や介護保険の手続きなど、公的機関での届出や申請は早めに行う必要があります。
特に年金・保険は遺産の範囲や相続税の対象に影響する場合があり、役所関係の手続きと並行して財産調査を進めることが重要です。
■四十九日法要後や気持ちが落ち着いてから
日本では四十九日法要を区切りとして、相続に関する話し合いや遺産整理を本格的に始める家庭も少なくありません。
法要の場に親族がそろうことが多く、今後の相続手続きについて話し合いやすいためです。
また、相続人同士で冷静に話し合うために、気持ちが落ち着いてから行う場合もあります。
■相続放棄の期限前
相続放棄の期限は、故人が亡くなったことを知った日から3カ月以内です。
遺産に借金が含まれている可能性がある場合は早めに財産調査を行い、放棄するかどうかの判断を期限前に済ませる必要があります。
■相続税の申告期限前
相続税の申告と納付には、10カ月以内という期限があります。
不動産や株式など評価に時間がかかる財産がある場合は、早めに専門家へ相談することが重要です。


▼まとめ
遺産整理のタイミングとして、葬儀後・社会保険や役所などの手続き後・四十九日法要後などがあります。
法律上の期限や慣習を踏まえて進め、感情面にも配慮しながら、無理のないタイミングで着手していきましょう。
『林秀行税理士・行政書士事務所』は、塩尻市で相続に関するお悩みを承っています。
手続きがスムーズに進むようにサポートいたしますので、いつでもご連絡ください。

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林秀行税理士・行政書士事務所

住所:長野県塩尻市大門一番町8-1

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